#7_Instagramってしたたかよね(by しゅん)

前略 けーじ様
 
お仕事忙しそうね。身体には気を付けるのよ。
 
社会人になってからホントに感じるんだけど、やっぱり何事においても一番優先すべきは、健康だなって思うの。ここで言う健康って言うのは、もちろん身体面だけでなくて、精神面も含めて。
 
今度話そうと思ってたけど、以前アタシ精神面で調子崩して、1週間くらい会社をお休みさせてもらったことあるのよ。その時に心の不調でこんなにも体が動かなくなるものなのか、って身に染みたの。アンタも人様のスマホ画面とパケット代に気にしちゃうくらいなんだから、きっとこっち側の人間だと思ってる。
 
あたしたちって、できる限り周りと争わないように、周りの顔を伺ったり、時には自分の本心を犠牲にしたりして生きてるんだと思う。事なかれ主義っていうのかしら。そういうことしてると、気づかないうちにストレスため込んじゃってるのよ。だからアンタも気をつけなさいね。
 
 
それでtwitterの文字数制限の話になるんだけど、アタシもあの制限が使いづらいと思ってたのよ!
 
結局ね、アタシ達"事なかれ主義者"が何か意見を言う時って、あんたが言うようにまず真意が誤解なく伝わるように神経質になり、そのあとでなるべく波風が立たないよう、対立側への譲歩や補足を入れたくなっちゃうのよね。
 
"主張はしたいけど、誰とも衝突したくない"
 
そういう恐怖心から文字数がどんどん膨らんでいくの。世の中違った意見を持つ人なんていくらでもいるから、それに対して全部ケアしてたら、140文字でなんてとてもじゃないけど無理よ。
 
っていうかそもそもtwitterって、意見を主張するようなSNSじゃないわよね?あれって。
 
京浜東北線が人身事故で止まった」
 
とか
 
「東京でゲリラ豪雨
 
とか
 
「原宿にkemioいるんだけど!!!泣いた!!!」
 
とかそういう単純な情報が拡散されるSNSでしょ、本来。だからtwitter上では、高尚な議論をするんじゃなくて、単純な情報をたれ流してればいいんだと思う。そういうリアルタイム性が売りなんだから。
 
あ、書いてたら何となくわかってきたけど、使いづらさを感じてるのは、使ってるあたしたち側がTwitterのコンセプトを無視した使い方してるからじゃないかしら。単純情報だけだったら140文字で十分な気がするわ。
 
 
Instagramが「ストーリー」を実装してきたのも、そんなリアルタイム情報の需要に気が付いたからでしょ。
 
しかも、あんたの言う24時間で消える仕様のおかげで、よりリアルタイム性にフォーカスした機能になってる。あいつらはリアルタイム情報からリアルタイム性が失われた時点で、強制的に消せるようにしたのよ。まるで消費期限が切れた食材のように。twitterの強みだったリアルタイム性っていう良いとこだけ吸収して、管理コストは最小限になるようにしてるの。したたかよね、Instagramって。
 
って何だか悪者みたいな書き味だけど、あたしはこの「ストーリー」機能、嫌いじゃないのよね。むしろ、このストーリー機能が実装されたおかげで、タイムラインの方の投稿がより一層洗練された気がする。
 
だって、「ストーリー」機能の実装がされてから、"スタバの新作フラペチーノ♡"みたいな、後で見返したら自分さえ、他人が見たらもっとどうでも良いような投稿がタイムラインから消えたと思わない?「ストーリー」がフィルタリングしてくれてるのよ。
 
おかげでタイムラインの方はより思い入れの強い投稿のみになった。まるでみんなの作品集を見ているよう。あんたの某レジャー施設の投稿もすごく愛が伝わってくる作品だと思う。
 
ストーリーの方が盛り上がってるように見えるのは、単純に更新頻度の問題じゃないかしら。作品として残しておきたいって思うような充実感のある出来事なんて、毎日のようにあるわけじゃないじゃないから。竹内まりやが"毎日がスペシャル"なんて謳ってたけど、現実はそんな甘くはないってことよ。
 
...なんだかあたしも長々語っちゃったけど、よく考えたらあたしInstagramのフォロワー30人くらいしかいないのよね。そんな小さな世界で考えたことだから、もしかしたら単なる思い込みかも。気になったら反論ちょうだいね。
 
■怒りの矛先案件■
この前は先輩にボロクソに言われても気にならなくなった、なんてカッコいいこと書いたけど、アタシも別にノーダメージってわけじゃないの。むしろかなりダメージは受けてて、かろうじて「ひんし」を免れてる感じなの。昔は一撃必殺でポケモンセンターに駆け込んでたけど。
 
それが、何か特別なコツを見つけたってわけではなくて、時間をかけて少しずつHPや防御を高まったからって感じよ。不安もあるけどポケモンの裏技みたいなものはないんだと思う。
 
■対談記事■
対談記事はアタシがやりたいって思ってることだから、時間はいくらでも捻出しちゃうと思うわ。まあやってみて投げ出す可能性もゼロではないけど。
 
■ミーツ■
アタシの迷惑なんて考えなくていいわよ。笑 でもあたしは1日遊ぶ日を作るんじゃなくて、お互いに仕事が早めに終わりそうな日にどこかで2~3時間話したいなって思ってたの。
 
だってアタシ達って、今は幸せなことにお互いお付き合いしてくれる方がいらっしゃるじゃない?だからね、お互いに休日を合わせるって結構難しいことだと思ってるの。
 
だから、もし幸運にも休日の都合がつく日は、アンタが言うようにどこかに遊びに行く感じにして、休日が無理なら、(あるかわからないけど)アンタが午後から出社の日に午前中に会うとか、仕事が早く終わりそうな日に夕方から合うとか、そういう感じにしたいわ。あたしコアタイムのない完全フレックスだから、平日の自由度は結構あるの。寝坊したから午後出社とかよくやってるわ。(←これ社会人としてはどうなのかしら)
 
どこで会うかは特にこだわりはないけど、アタシ達ってあんまりお酒飲まないから普通に喫茶店とかで良いと思ってる。「コメダ珈琲」とか。(コメダ好きなのよねw)
 
それでちゃんとテーマを決めて会うの。今日は何話すかって。
 
アタシ達の会話ってどうせものすごく発散するじゃない?久しぶりに会うから話したいこと沢山あったのに、気が付くと1日中全く関係ない話してた、なんてこと1回や2回じゃなかったのよ、アンタとは。だから、テーマを決めるみたいなことしても窮屈な感じにはならない気がする。
 
...とは言っても、最初からそんなガチガチにするつもりはないわ。だってもう1年くらい会ってないじゃない?笑 まずはお互いの近況報告とこの往復書簡のことが話せればって思ってる。
 
後でLINEするわね。
 
 
草々