#19_大人の階段どこ(by しゅん)

前略 けいじ様

 

ホンット久しぶり!

 

...まぁLINEではちょこちょこ連絡してたから、そこまで久しぶりって感じもしないね。

 

けいじの諸々の状況については、ひしひしと伝わって来るものがあったし、この往復書簡はお互い生活の息抜きみたいな位置づけで"細く長く"でやっていければと思ってます。

 

にしても、久しぶりにもらったけいじからの書簡の内容が盛りだくさんだから、しっかりとお返事が書けるか心配です。俺、個人ブログの方もここんとこ更新止まってて、しばらく長文という長文を書いてないのよ(...とか思ってたら、案の定お返事に1か月以上かかりました笑)。

 

やっぱり何事も日々の積み重ねって大事ね。ブログひとつ取っても。

 

そんな訳で、この記事は俺の長文リハビリ回でもあるので、上手いこと語ってやろうなんてことは考えず、自分が書きたいことを書きながら、けいじの質問も拾っていくっていうスタイルで気軽に書いていこうかと思います。

 

スルーしてる質問があったらごめんやで!!

 

まずは軽く近況報告!

 

とりあえず、オーソドックスに近況報告から。笑

 

書きたくないけど、まずは仕事面。

 

とはいえ、色々と大変だった年末年始の深い谷を無事に乗り越えられたので暗い話にはなりません!ご安心を。あのとき、相談相手としてけいじがいてホント良かった!共闘感を感じちゃったっていうの?あれ大事ね。

 

あと、"タイミング良く"なんて書いたら不謹慎だけど、新型コロナウイルスの影響で4月に在宅勤務主体になってからは、プロジェクト全体が慣れない在宅勤務のせいでスローダウンして、かなりのんびりとリハビリできました。

 

今も眠くなったらベッドにゴロンしたり、退屈な会議中はYoutube見てたり、素行悪いけど多分バレてません。仕事サボるの才能あるかも。

 

仕事の方はそんな感じで、ブレーキ全開、健康第一でやって良くつもりです(良いのかな)。

 

 

私生活の方はおかげ様で順風満帆です。

 

彼氏とはもうすぐ2年経つけど、段々と肩の力が抜けてきたなって感じる。

 

俺らも同棲とかしてないから、会えるのは基本的に土日だけなんだけど、付き合い出した最初の頃なんかは、"土日は絶対に彼氏との時間に空けておかなきゃ"って思って、仕事とかで忙しかったり、個人的にやりたいことがあっても義務感から空けておくことが多かった。

 

んだけど、最近は仕事が忙しくて土日の時間を仕事のフォローに充てたいときとか、他の友達に遊びに誘われたときなんかは、今週は予定があるって断れるようになったんだよね。会えない時間が長くなっても、不安にならなくなったのかな。多分そういう感じ。

 

かといって、会う回数が減ったかって言うとそんなこともなくて、自然に会いたいときに会って、それで最初の頃のような密度で付き合いができている気がしてます。

 

まぁ、向こうはどう思ってるかわからないんだけど。とりあえず不穏な空気は感じてない。

 

■ 

 

けいじの方も、相変わらずで何よりです。

 

"午前中に起きただけで褒めてくれる"ところなんか、けいじの置かれてる状況とか気持ちをしっかり理解してくれてるんだろうなって思って、とてもホッコリ。良い彼氏さん!お互い今の時期に恋愛面で悩みが無くてホント助かったよね。ひと昔前は悩みと言えば恋愛のことだったのに。何か大人になった感。

 

BLの話

 

往復書簡をしてなかったこの7か月の間に、新型コロナウイルスのせいですっかり世の中が変わって、特にけいじは大好きなクラブへ行けなくなってキツイのかなと思っていたけど、前回の記事を読む感じだと、映像コンテンツを楽しんでるみたいで安心。

 

昔から思ってたけど、けいじって何かにハマることに関して天賦の才あると思う。某レジャー施設愛とかテンプラニンジャ愛とか。俺もそこそこの好奇心と凝り性は人並み以上に持ち合わせてると自負させて頂いているけど、けいじにゃ敵わない。これ俺らの強みよ?磨いてこ!

 

で、一番語りたそうだったタイBLについてだけど...。

 

...ごめん。その方面については全くと言っていいほどに明るくありません。

 

それどころか、『おっさんずラブ』を楽しめなかったせいか、少し食わず嫌いをしている節もあるくらい。

 

何か登場人物にやたらめったらゲイが出てくるし、そのどれもがイケメン俳優だし。ストーリーはストーリでご都合主義。え美化しすぎじゃない?って鼻白む!全然共感するポイントもないし、好き勝手エンタメ化されて失礼しちゃうわ!

 

...とまぁヒートアップしましたが、サンプルは『おっさんずラブ』だけなので悪しからず。タイBLに関しては全然レベルが違うのかな。 

 

俺としてはゲイの恋愛を描くドラマなら『GLEE』が一番しっくりくる。BLではないけどね。

 

色んな恋愛が描かれていて、その中の一つとして男同士の恋愛も描かれてるみたいな。何だかゲイだからと言って特別扱いしないで、他の恋愛と同列に並んでいる感じがして嬉しい。ゲイの恋愛を描くなら、そういう"One of them感"で描いて欲しいなと思います。

 

TOKOROGADOKKOI!!

 

少し前のことだけど、俺のTwitterのフォロワーさんの中でタイのBLドラマの『2gether』がすごい評判が良くて、ちょっと興味が出てきたところだった。今は配信しているサイトが無いみたいだけど、どこかで見られるようになったらチェックする予定です。そしたら是非語ろ!(てかけいじは『2gether』見てたのかな?)

 

そういえば、GLEEを教えてくれたのもけいじだったよね。だから、けいじのおススメは蔑ろにできない!何かおすすめのタイBLあったら教えて!早く!

 

とりあえず、BLに関して俺の話せることはこれくらいです。すまん笑。

 

俺が最近ハマってる動画

 

この流れだとけいじには刺さらなそうで気が引けるんだけど、一応俺のおススメコンテンツも紹介しておきます。

 

俺は、Youtubeで怖い話とか都市伝説系の動画をよく見てる。最近のおススメは、怪談説法で有名な三木大雲さん

 

www.youtube.com

 

京都にある蓮久寺の住職なんだけど、お坊さんということで過去に体験した怪談話をしてくれてる人です。

 

何が面白いって、この人の怖い話は怖いだけじゃない。ちゃんと説法なのよ。怖い体験談から、仏教の知識を絡めて、しっかりタメになる話にしてくれてるの。

 

あとは普通に人生相談みたいな動画もあって、これとか好き。

 


【質問回答】努力は報われるのか?

 

これは、周りの人を幸せにする努力とか、自分を高めるための努力は「習気(じっけ)」と呼ばれて、来世へ持っていける。だから、報われない努力なんてないって話。

 

来世はじゃなくて、今世で報われなきゃ意味ないんだ!って思うかもしれないけど、俺の中では「無駄な努力はない!」と言ってもらえて、けっこう救われた気持ちになった。

 

というお坊さんのお話でした。

 

...

 

...はい。きっと興味ないよね。現場からは以上です。

 

鈍感力

 

鈍感力については、最近俺も考え方が変わってきたところ。

 

きっかけはこの本。

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

アドラー心理学の本なんだけど、この本の中に課題の分離っていう考え方が出てくる。

 

自分が周りのためだと思って何かをすることは「自分の課題」で、自分がしたことを周りがどう評価するかは「他人の課題」であって、介入すべきじゃない、切り捨てろ。って言ってるわけ。他人の課題に介入すると、自分の人生が重く苦しいものになりますよって。

 

前回の俺からの書簡(→こちら)を振り返ってみると、「鈍感な奴には気を付けろ!」なんて鈍感を悪者みたいに書いてしまったけど、鈍感な人って要はこの課題の分離ができている人なんだろうなって思う。つまり、鈍感は短所というよりは長所ではなかろうかと。

 

けいじが「鈍感力を売ってたら買う!」って思っているならそうだと思うんだけど、やっぱり鈍感な人の方が悩みが少ないというか、重く沈んだものにはなりにくいのかなって感じます。

 

でも鈍感になろうったって、そう簡単になれないのが実際の話なのよね...。

 

けいじは絶対鈍感じゃあないよね。

 

周りのこと良く見てるし、それでいて気を遣ってる感を出さない自然な立ち回りをしてるなって思う。クラブでいつもけいじの周りに人が集まるのは、そういうところに居心地の良さを感じている人が多いからなんじゃないかな。

 

だから、確かに鈍感であることは長所かもしれないけど、鈍感じゃないからってそれは短所ではないはず。鈍感になれず、周りに気を遣ってしまうところはけいじの"良さ"なんじゃないかなって思います。

 

けいじの言う"繊細な人は良いアイデア出しやすい"って面も、俺は全然気が付かなかったけど、それも正解なのかも。繊細な人ほど、(良くも悪くも)色んな立場から物事を見ちゃうからその分気づきが多いんだろね、きっと。

 

だから、鈍感な人だろうと、繊細な人だろうと、どっちが優れていて、どっちが劣ってるなんてことはないって信じたい。きっと、鈍感な人は鈍感な人なりに悩みだってあるさ。

 

大人になるってなんだろう?

 

何だか最近は、今書いたみたいに何か意見がぶつかったとき(今回で言うと鈍感 v.s. 繊細)、「どっちも正解でいいじゃん!」って自分を納得させることが多くなってきたなって思います。

 

会社の会議とかに出てても、A案 v.s. B案で衝突した時に、絶対A案に絞るのが現実的なのに、B案を推している人たちの顔も立つように、ちょっと作業増えちゃうけどA+ちょいB案みたいのに落ち着かせる場面とか良くあるし。

 

丸くなったって言うのか、大人になったっていうのか。

 

30歳になって、20代の頃に想像していた30歳像とはかけ離れていることに絶望する毎日だけど、そうやって対立が生じた時に白でも黒でもない"グレー"にソフトランディングさせるスキルってのは大人になったと思える数少ない要素かなって、自分では思います。

 

でも、もっとカッコいい大人になりたい!大人の階段早く出てきて!

 

 

というわけで好き勝手かいてみました。お返事はこの流れを汲んでも、汲まなくても結構です。好きに書いちゃって!!

 

楽しみに待ってます。

 

草々