#10_自分から振っておきながら(by けいじ)

前略 しゅん様
 

こんなにお待たせして誠にごめんなさいね。

わたしそれこそ最近憂鬱な毎日なのよw

下書きで途中まで書いていたのだけどね...。

加筆ないし削除しながら、再構築して提出させていただくわ。

 

それでは。

 

わたしったら、自分から鬱のハナシ広げようとしてあんたの傷口も自己責任でひらかせて、少し怖くなっちゃった。相変わらず勝手でごめんなさいね。

だから、自分のことをどれくらい語るかってところで探り探りな部分があったら、本気で答えてくれてるあんたに失礼すぎるけど、直接会った時にどんな表現で自分を展開するかあんたに相談しようと思うw

そんときのあんたに隠し事はしないだろうけど...。

 

そんなことよりあんたが身を削って白状してくれたハナシ、幾度も読ませてもらったわ。
 
まずわたしはね、布団から出れないケースはあんまりないのよ。だから、あんたの「そういう波」っていうものの存在に慄いた。その波が訪れたのって、いつ頃からなの?
 
あんたは賢いから精神科の門叩くっていう方法をきちんと選べたってわたしは思うわ。

 

なんだか、ただの慰めメールのやりとりみたいになってしまうわねw

 

でもわたしとしてはその選択肢を持たないことが一番危険だと思うし、もっと言えば、極端すぎるけど、愚かだとも思っているの。

 

一方で、『一回行ったら終わり』と考える人もいるわよね。

もちろんその意見にわたしは反対してるけど、周りの人にもそうあれと言えるほど強固な意志ではないわ。
 
あんたが布団から出れなかった数ヶ月前の原因って、『これ!』と言えるモノはあるの?

最近のあんたとわたしの間で感じ取れる範囲だと、無かったんじゃないかなってわたしは予想してるのだけど。

 

心の痛みって測れないものよね。

疲れと痛みが普遍的な数字に表せたらいいのにね。

 

わたしいつも電車で立ってる時に考えることがあるの。

その普遍的な疲れメーターが一人ひとりのの頭の上に表示されないかなって。

 

そしたら、それが高い順で席に座らせてもらえるシステムにするの。

 

脳内くそ自分勝手な私だから、ほんとに疲れて電車立ってる時、座ってる人を見て、絶対わたしの方が座るべきだとか考えてる。

 

話が脱線したわね。

あんたに下された病名は『うつ』。

うつも便利な言葉化してきたわよね。

 

簡単なアンケートに答えて言い渡された『うつ』を、どの程度自分のことと捉えられた?

なんだか人ごとのような、はっきりしない『うつ』を自分の中で抱えてはいない?

 
「即就労制限」って物凄いわね。なにがあったらそんな風な判断がくだされるのかしら。先生によってなんじゃないの?なんて思うところもあるわ。


ここ最近のわたしは、んー、そうね。家族〜友達にも普段と同じ態度を取れないくらい、自分の感情をコントロールできないかんじ。

 

それでもわたしってInstagram投稿してたじゃない?あれって、別人格がやっているのよ。(←やばいあれじゃないからね)

普段だったら、わたしはいま気を病んでるからわかってくださいと言わんばかりに、「心の闇を表現した投稿をする」or「姿を消すことで誰かが心配してくれるのを待つ」っていうタイプだったの。

ピタ症ってやつなのかしら?

 

今は投稿してる時、切り替えて画面上にいつもの自分が書くような文章が羅列されていくことで、心の安定を保ってた気がするの。投稿は生活自体に触れる内容ではないし。

 

あ、でも土日は易々と遊んでたわねわたし。

良かった、易々と遊べて。

 

Instagramってやっぱり凄いわよ。わたしの投稿見てる人、わたしは毎日某リゾート施設にいるもんだと思ってる旧友も何人かいるんだもん。

撮りためてるだけだっつうの。

 

毎日遊んでいる人にもなれるのね、偶像の私って。

それがなんだって話だけど。


なんだか暗くてごめんなさいね。

わたし、往復書簡がずっと同じ話題をやり取りするただのメールのやり取りみたいになるのが違うと思ってて(『鬱』関連に限っては、特別一生つきまとう問題だと思ってるからこれでオシマイとかできないけど)、あんた、なんか突拍子もない話題持ち出してくわない?

やっと出てきたと思ったら早速他力本願で申し訳ないけど。

 

よろしく〜(^_-)

 
草々